手のシワとは？原因と肌の再生医療での治療について

日常の動作の様々なタイミングで必ず目にする、手の甲。手のシワは、実は顔のシワと同じくらい見た目の年齢を感じやすい部位のひとつです。お化粧でカバーするといったことも難しいため、気にしている方も多い部位です。

手のシワができる原因

手のシワが目立つのは、主に加齢などによりお肌のハリや弾力が低下してしまうからです。これは、手のみでなくお顔など他の部位の皮膚にも当てはまります。

お肌がハリや弾力を保てるのは、肌細胞（真皮線維芽細胞）が「コラーゲン」「ヒアルロン酸」「エラスチン」という成分を作り出しているからです。しかし、加齢などにより肌細胞の質が低下したり、数が減ってしまうことでお肌のハリや弾力が低下してしまいます。

お年寄りの手の甲を想像してみてください。皮膚を軽くつまむと、厚みはなく、つまんだ箇所がしばらく元にもどりません。しかし、赤ちゃんや子供の手の甲はぷにぷにとしていて、つまんでも手を離すとすぐに元にもどります。このように、加齢により肌細胞が減少しお肌のハリや弾力が失われると、一度ついたシワが元に戻りづらくなり、徐々に深く刻まれてしまうのです。