SKIN COLUMNS

肌コラム

【医師執筆】コラーゲンについて Vol.2

この記事は田中(たなか)牧恵(まきえ)医師が執筆しました

RDクリニック医師

1978年東京女子医科大学卒業後、三井記念病院産婦人科、藤木皮膚科病院、東海大学医学部非常勤講師、東海大学東京病院婦人科を経てRDクリニック三田に勤務。2012年RDクリニック東京銀座 院長就任を経て、2023年よりRDクリニック東京銀座 非常勤医師として勤務。

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老化の原因とその差

コラーゲンについて Vol.1ではコラーゲンってどんなものか、をお話ししました。

「ほっといても、頑張っても、結局古くなって減ってしまうのね?」
とがっかりしたアナタ!でも見てください。

同じ年齢でもプリッとした人も老けて見える人もいますよね?

その差はまず、遺伝的なものも多少はあると思います。
でも努力で補えるものがあります。よく双子の実験で、煙草を吸う人・吸わない人の比較がありますが、それと一緒の事です。

その差は何?
そのために大事なことは

その1に関して考えてみましょう。

  • まずは先ほど申し上げたように喫煙習慣をやめる

    毛細血管が細くなり皮膚にも十分に栄養と酸素がいきません。(活性酸素も増えてしまいます)コラーゲンはボロボロになります。

  • 紫外線に気を付ける

    特に腰掛けている時などは、荷物も肩に掛けてないし良い練習場所です。
    これは活性酸素を増やさない事と連動します。
    良い活性酸素はウイルスに対抗するため、白血球と共に戦ってくれますが多くの悪玉活性酸素は細胞の分裂回数を減らし、老化を促進させます。当然コラーゲンは劣化していきます。

  • 糖化反応を抑える。

    糖化すると肌のコラーゲンが固くなり弾力が減っていきます。
    コラーゲンとしての働きが無くなり、良質ではなくなります。

老化の原因はわかったけど“糖化が悪い”とか“活性酸素が増える”とかどうすればいいの?

…というところでその2になります。

  • 良質な食事編です。

    まず活性酸素を抑えるには抗酸化作用のあるものを摂取しましょう。
    例えば、ポリフェノール、フラボノイド、カロチノイド、ビタミンA、C、E等です。

    ビタミンA皮膚のターンオーバーを促進し皮膚細胞の再生を促して健全な状態に戻します。ビタミンEは抗酸化に働くと言われています。ビタミンCもEと一緒に抗酸化に一役買っています。(ビタミンCは喫煙すると恐ろしく減少します)

    糖化反応を抑えるにはまず、糖の過剰摂取を抑えます。
    甘い飲料水や揚げ物、ファストフードはほどほどに。

    AGEsと言われる最終糖化物質(できてしまったもの)の排出には、ビタミンB群が良いようです。

    そうやって考えると、肌の若さを保つにはビタミンA、C、Eだけでなくコラーゲンを劣化させないためにはB群も…となるとやはり万遍なく摂取が必要ですね。

    そしてタンパク質も取ってくださいね。肌を守るケラチン質はタンパク質から成っています。

サプリでもいいですが良質な食事、良質な睡眠が良いのは肌のみならず、ホルモン環境にも良いし、ひいてはすべての健康の源と言えるかもしれません。

さあ!!明日からバランスの良い食事を心がけましょう!

そして勿論、「線維芽細胞移植」がダイレクトにコラーゲン産生の近道なのは言うまでもありません。

は、
2005年に日本で初めて誕生した
「肌の再生医療」専門クリニックです。

はだ再生医療さいせいいりょうとは?

肌の“真皮”部分にある「肌細胞(真皮線維芽細胞)」を移植して増やすことで、老化症状が起こる前の肌本来の状態に戻す治療です。

詳しくはこちら

RDクリニックの無料カウンセリングでは、肌の再生医療についてのご質問はもちろん、
お肌のお悩みについてのご相談もよろこんでお受けいたします。お気軽にご相談にいらしてください。

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